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骨が足りない方へ「骨造成手術」対応

他院でインプラントを断られた方へ

インプラント治療ができないを「できる」に変える骨造成手術対応の歯科医院

「インプラント治療を受けるには、いくつかの条件をクリアする必要があります。その中で特に重要なのは、「インプラントを埋入するのに十分な骨があるかどうか」という点です。骨が不足している状態でインプラントを埋入すると、顎の上に位置する鼻とつながる空洞(上顎洞)にインプラントが突き抜ける可能性があります。こうしたリスクがあるため、顎の骨が不足している場合には、インプラント治療ができないと診断されることもあります。やまもとデンタルオフィスふじみ野は、骨が薄いまたは不足している患者様にも安心してインプラント治療を受けていただけるように骨造成手術の対応をしています。

「骨造成手術」とは?

骨造成は、骨を増やすために行われる手術の総称です。インプラントを顎の骨に埋め込む際には、十分な骨の高さや厚みが求められますが、歯周病や加齢によって顎の骨が不足していると、インプラントが手術後に骨を突き抜けたり、歯肉から露出したりする可能性が高まります。骨造成手術を実施することで、骨の量や厚みを増やし、インプラント埋め込み時の問題を予防し、手術の安全性を向上させる期待があります。

骨が不足する原因

  • 長期間、歯が抜けたまま放置した
  • 重度歯周病により歯を失った
  • 痛い・合わない入れ歯のまま装着を続けた

「骨造成手術」のメリット

骨造成手術後、インプラント治療が可能になる

骨造成により十分な骨量を確保することで、インプラント埋入時に骨の突き抜けや歯ぐきからの露出といったトラブルを防ぐことができます。同時に、手術時のリスクを軽減し、治療をより安全に進めることが可能です。

長期的にインプラントが安定しやすい

骨造成を実施することで、インプラントを埋め込んだ後も抜け落ちなどの不安が軽減され、継続的な定期ケアによって、長期間にわたり安心してインプラントを使用できるようになります。

歯ぐきのバランスが整いやすい

骨が不足している部分では、歯ぐきが下がり、周囲の歯や歯ぐきとの調和が損なわれることがあります。骨造成により骨を確保すると、歯と歯ぐきの調和が改善され、外見の美しさを回復させることができます。

「骨造成手術」のデメリット

治療期間が長くなりやすい

骨造成を行う場合は、自家骨や骨補填材が骨として再生されるまで数ヶ月間の待機期間が必要です。通常、治療期間は予定よりも長くなりますが、骨造成が必要な場合には、手術の必要性について分かりやすくご説明いたしますので、ご安心ください。

骨造成手術が向いていない場合もある

インプラント手術前に骨造成を検討する場合、治療期間の延長に留意する必要があります。治療期間は、患者様の顎の骨の状態に依存しますが、顎の骨再生には通常4~6ヶ月かかり、場合によっては1年以上かかることもあります。治療を検討する際には、仕事や生活スケジュールに合わせた計画が必要です。

「骨造成手術」の種類

サイナスリフト

サイナスリフトは、特に上顎の骨の高さが5mm以下の状態に適応する手法です。手術では、歯茎(頬側)の歯肉を切開し、骨を取り除き、骨と粘膜を剥がしてスペースを作り、骨補填材などを充填します。その後、取り除いた骨を戻し、歯肉を元の位置に戻して縫合します。通常、ソケットリフトでは骨造成と同時にインプラントを植立することが一般的ですが、サイナスリフトでは約6ヶ月の骨造成待機期間を経てからインプラントを植立することがよくあります。その後、さらに約3ヶ月待ってから人工歯を取り付けます。ただし、当院は骨補填材の種類と配合、およびインプラント埋入時の強度を向上させる独自の手法を用い、最短3ヶ月で骨再生を促進し、その1週間後には人工歯を装着することが可能な場合もあります。

ソケットリフト

ソケットリフトは、上顎の骨の高さが不足している場合に採用される手法です。骨の高さが6mm以上あるがまだ十分でないケースに適しています。手術では、インプラントを植える部位の上顎洞の1mm手前までドリルで穴を開け、専用の器具で上顎洞の底部を押し上げます。同じ箇所に穴を開けるため、傷口が小さくて済むという利点があります。通常、ソケットリフトは骨造成と同じタイミングでインプラントを植え付けますが、骨の状態によっては後日に埋入することもあります。その後、約3ヵ月かかって完全に骨になるのを待ち、その後に人工歯を装着します。

GBR法

GBR法は、顎の骨の幅や高さが不足している場合に適応される手術法で、骨誘導再生療法とも呼ばれています。手術では、歯肉を剥離して骨補填材や粉砕した自家骨を配置し、その上に特殊な保護膜を被せます。3〜6ヶ月経過すると、骨が再生されて骨量が増加します。